2017年9月12日火曜日

スチバーガ錠を服用して感じたこと


一雨ごとに深まりを増す季節の流れ、白露の日に思うわが身の今。



リセット


 久しぶりの入院生活に戸惑いながらも、新たな抗がん剤スチバーガ錠を試しています。ネクサバールと変わりがない分子標的薬。副作用もほとんど同じ、手足症候群、発疹、高血圧、下痢といった比較的軽度なものから、胃や脳からの出血、間質性肺炎、消化管穿孔、血栓塞栓症など重篤なものまで多岐にわたる。

 今のところ、副作用らしきものは表れず順調な入院生活ですが、退院後に出るであろう手足症候群に苦しめられそうです。先ず起こるのが、荷重部位に赤みが見られる軽度な症状、手足にピリピリと違和感を感じます。次に進むと皮膚が硬くなり、ひび割れを起こします。わたしもずいぶん悩まされた症状です。痛みを伴い日常生活に支障が出ることもある中等度の症状ですが、対策はステロイド剤や保湿クリームを患部に塗るぐらいです。

 私の場合は2ヵ月目に症状がタイトに表れ、歩行困難となったことが思い出されます。今現在は働いている身でもあり、タイトな副作用が出ないか?この一点が心配です。実際、服用して感じたことは「体に悪そうにだな」と思いました。何かとんでもないことがこれから身体に起こりそうな「嫌ーなぁ」感じ、ガンを叩くための薬ではあるが、同時に正常な細胞までダメージを受けるといった感じがありありです。まあ、抗がん剤はこうゆうものと覚悟を決めます。

 服用3日目あたりから目は落ち込み、痩せていくような感じです。手足症候群の前触れか?しびれやチクチクとした感じが手足に表れてきました。このままでは前回同様にQOLが低下しそうで仕事どころではないでしょう。そして、下痢。モルヒネの副作用で便秘が悩みのたねでしたが、その悩みは解消されそうです。しかし、あまり続くようだとこれはこれで問題ですよね。


覚悟

これがいまの私の状態です。
少し期待をしていたのですが、ガンは確かに進行している。完解はおろか、腫瘍マーカーの値が少しづつではありますけれども上昇していく。このままだと肺に転移したガン細胞が大きくなり呼吸もままならない、携行酸素ボンベのお世話になるしかないですよと医師の静かなプレッシャーを感じ、今回の抗がん剤の変更に踏みきったわけです。携行酸素ボンベを引きながらの仕事って想像できませんよね。事務職ならばできるかもしれませんが、あいにくわたしは違うポジションなのでなおさらです。とまぁ、長々と書き綴りましたが、これからの数か月わたしの身体にどんな変化が起こっていくのか?このブログにて掲載していくつもりです。同じ、ガン患者さんのみなさんの何かヒントになれば幸いです。そして、一番大事なこと抗がん剤スチバーガ錠がガン細胞を小さくしてくれるのか?まったく効果がないのか?も併せてお伝えしたいと思います。



 最後に「ガンと友に生きる」を目指し、日々歩むわたしですが、ガンはあきらめの病から長く付き合う病へと変わってきました。5年生存率も向上していくなか10年、15年と生きながらえることを目標として頑張っていきたいですね。家族のため、支えてくれる人たちのため・・・・そして何より自分自身のために。

 注・・・・あくまで個人の症状、考えです。抗がん剤の副作用、効果は人それぞれです。


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