穏やかな時の流れ
紅葉も終わりを告げ、街は師走の顔をみせはじめました。
ピーンと張りつめた寒さのなか、一年で最も忙しい月の始まりです。
あっという間に過ぎ行く1年、人生に例えるなら
「春に芽生え夏に育つ、そして秋に成熟し冬に枯れて土に帰する」
輪廻転生とゆう考え方あり、人も自然のはぐくみの歯車のひとつ。いにしえから延々とつづいてきた生き死に、私もまた組み込まれていくのでしょう。そして、新たな命の芽生えのなか、世界のどこかで生まれ変わった私がいるのかもしれません?
寒さが厳しくなっていくなか、一瞬の輝きを放つ木々たちの色の競演も終わりました。
みなさん、今年の紅葉はいかがでしたか?もみじや銀杏、桜など赤や黄色の景色なかに包まれ素晴らしい時を過ごせたと思います。
そして、今年も見事な木々たちに出会えたこと感謝、感謝。
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つづけることの意味
ガン治療と仕事のはざまで心が揺れ動く日々。
治療では新たな抗がん剤「スチバーガ」服用し、副作用を克服できるかを探りながら医師の指示に従い「寛解」を目指します。仕事では会社の理解を得ながら自分自身、できる業務を遂行していく。決して無理をせずに。そして、上司に身体の状態を報告し、翌週の業務内容を決めていく。このサイクルで一週間を過ごしています。
体調管理が今の自分のもっとも大事な仕事の一つになりました。
上司には隠し事はせず、ありのままを報告する。
どの作業が辛いとか、どの作業が身体に負担にならずつづけて行けるのか。また、今の治療の進行具合や今後の見通しなどを話し合っています。抗がん剤の副作用が強く歩くのもままならなかった時は大変迷惑をかけました。しかし、常日頃からコミュニケーションをとっていればこそ、どんな時も対応してくれるのです。恵まれた環境のなか、仕事をつづけていくにはとても大事なことだと思います。もしも、自分が上司の立場だったらを常に考え行動する。素直な心で同僚たちにも助けてもらいながら仕事をつづけていく。
「あつかましいくらい」が丁度いいのかもしれません。
今後もガン治療と仕事のために会社とのコミュニケーションはとても大事なことだと思っています。「自分一人のちからではどうにもならない事ってありますものね」人に頼る、そんな自分もありですよ! みなさん。
働き方改革(がん対策基本法)
世間の関心が高まりを見せ、ガン患者も安心して働ける社会の構築に向けた動きが進んできました。ありがたいことです。同じように働く仲間たちの連携も進んでいると聞いています。一人ではない。そう思えることで生きていける。あきらめず、逃げださず、投げ出さず。これからも世間の関心が薄れず、いつの日か「この病がそれほど怖くない病気」と言われる日まで頑張っていきたいと思っています。
新たな抗がん剤も、身体になじんできたようです。
一時は非常に苦しみましたが、人間の生きる力はたくましく麻薬鎮痛剤でやり過ごせるまでになり、目指す「ガン細胞の消滅」まで一進一退を繰り返しながら私はこの先も歩みつづけるのです。
そして・・・
そんな中、ネットである記事を見かけました。
「ガン細胞の遠隔転移」はじめて目にする言葉、どうゆうものかと読みつづけていくうちに私の心は悲しみの沼へとに突き落とされるのです。
それは次回の記事にてお話しします。
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