何気のない風景
季節は変わり秋の声が聞こえるころ。
男の心は揺れている。
会社への復帰願を出すべきか?
もう少し様子を見るのか?
体調も順調に回復しているこの先の人生を考えねばと・・・。
運よく癌細胞がおとなしくなり、見た目は
健康そのものです。
少しやつれた体にもなれ
毎朝のウォーキングに励む男。
いつ、復帰するかを検討中です。
幸運にも癌からの生還、この先の
再発リスクを考えると仕事はしないほうが
いいよと医師は言います。
しかし、生活があります。
家族を守るため復帰することに決めた男です。
働き方
政府が働き方の諮問機関を発足させました。
同一賃金同一労働ばかりが目立っていますが、
癌患者が安心して働ける世の中になればいいと切に願います。
会社の理解が得られてこその職場復帰。
抗がん剤やモルヒネを服用しながら仕事が
できるのか?不安です。
いろいろな選択肢があればいいのですが、
身体のことを考えると、自宅でできる在宅ワークが
理想的な姿だと思っています。
しかし、家庭を支えられる収入が得られるのか?
不安で、現在の会社に復帰することを考えています。
今回の復帰が上手くいけばいいのですが?
安易に復帰して、急速に癌が悪化し、死を意識した私。
また同じことが起こらないかと心配です。
しかし、いつまでも怖がってばかりでは前に進めない。
どこかで区切りをつけなければならないと。
幸いなことに今は落ち着いている癌細胞。
私の一歩が、つづく癌患者さんのヒントになればと思います。
もっと、大変なAYA世代の方々に勇気をもらいながら
頑張ってみようと思います。
家族はもちろん、自分のことのように喜んでくれた
病院スタッフのみなさんの願いでもある。
私の社会復帰。
明るい未来を手に入れる、癌を抑え込んでやる
その思いでいっぱいです。
今回、もし癌が騒ぎ出しても抑える薬はいくらでもあると言われた先生。
勇気が出ます、私は負けない絶対に!
IPS細胞の研究が進み、やがて癌が治る病気と認知
されるまで生きてやる、それが今の目標ですね。
みんな頑張って生きている。
不満や愚痴を言うけれど、家族のため社会のために生きている。
その仲間に入れる喜びが今の心の支えです。
世間のみんなが癌患者を快く受け入れる日が来るまで私は負けない。
今まで自分勝手に生きてきたけれどリセットです。
そう、人生はいつでもリセットできる。
自分が思ったその日がスタートライン。
やり直しをすればいいだけです。
これから素晴らしい人生が始まる!
心で思えば現実に動いていくと信じて。
癌患者はいつも再発のリスクを抱えながら
生きていかねばなりません。
今は治まっている癌細胞が、いつ暴れだすのか?
誰にもわかりません。
社会の多くのみなさんの理解が深まるように願います。
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