2016年12月5日月曜日

イコール

バランスが大事



 人生は不思議な道。
良いことも起こる、もちろん悪いことも起こります。
人生の時々に起こる良いこと悪いことは、程よい
バランスが大事なんではないでしょうか?
良いことばかりつづけばいいですよね。

 しかし、それはそれで楽しい人生でしょうか?
やることすべてがうまくゆくことが、確かにあります。
そうゆう時は要注意ですよ。
とてつもなく悪いことが、起こる前兆かも?わかりません。
何の苦労もなく生きる人生は退屈ですよね。

ですが?

悪いことばかり続くのも困りものです。
まして、死を意識する病気なんかはご免こうむりたいです。
 = イコール、程よいバランスがちょうどいいんじゃないかと思います。
良いことはご褒美、頑張った自分にご褒美。
しかし時には失敗もします、人間だから。
そうゆう時に人間は成長するものだと最近、思います。

 悪い時が、自分を見つめ直すチャンスだと思い、
これからの生き方を考えてみる。
長く続く人生には必要なことですよね。
その壁を乗り越えた時に新しい自分を発見できるのでは?
この上ない喜びが待っているはずです。
死を覚悟するほどの病になった時、多くの人の助けで生かされている自分に
気付くはずです。

 癌にかかる人、かからない人、何が違うのでしょうか?
宝くじみたいに当たらない人もいれば?交通事故に会う人もいる。
突然訪れる予期せぬことで命を落とす人も。
悲しいことですね。

 癌にかかる人も、私は癌などにかからないと思うのは昔の話。
今の日本では、2分の1の確率で誰もがなっても
おかしくない病気です。
そして、3人に一人が死んでいく。
突然訪れるこの病に、打ち勝つにはどうすればいいのか?
当たりはずれのある人生とあきらめてしまうのか?
それとも・・・。

 病から生還できる人と亡くなってしまう人、何が違うのか?
私もステージ4末期がんと言われた一人ですが、家族や医師
看護師さん・緩和ケアのスタッフなどに支えられ
仕事ができるまでに回復しました。

人は生かされている?
多くの人に支えられ生きていける。

 こう考えるとすっきりとしませんか?
見えない力か何かの導きで?生かされている、生かされ歩んでいく?
悪いことは自分に対する戒め
考える時間を与えられているのだと思えば
少しは楽になりませんか?

 私も病院のベットの上で、これから起こる?恐怖と闘いながら
人生について考えたものです。
ここで終わるかもしれない、私の人生。
医師からの余命宣告をうけた夜。
家族はどうなるのか?死ねばどうなるのか?
消えるように終わりたいと思いながら、未練たらたらの思いを残して
死ぬのがやはり怖いものです。

 言い知れぬ恐怖との闘い、この世界からのリタイヤとも言うのでしょうか、
深い闇の中に引きずり込まれるような日々でした。
その経験が今の自分を支えている。
どんなにつらい仕事でも、死に恐怖に比べたら風が吹くように
忘れられます。

 そして死をやがて迎えるときにイコールの人生になっているような気がします。
プラスマイナスゼロの人生。
良いことも悪いことも同じぐらい人は経験し、死んでいく。
そういうものだと思います。

 これからも、悪いことは、起こるでしょうが?
良いことも起こるはずと信じて歩んでいきたいと思っています。
時には押しつぶされそうになりながらも這い上がる。
癌になったことで少しは成長できたかな?
こんな私でも。

それにしても、久しぶりの仕事は辛い
ふらふらの毎日です。




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