2016年12月23日金曜日

驕り


変化にとんだ一年間




 2016年が間もなく終わりを迎えます。
私にとってはとても意義ある一年間だったと天皇誕生日の日に
思っています。
 
 会社が休みの日にゆっくりと新聞を眺めながら飲み干す
コーヒの美味しさ。
生きてることの幸せを感じます。
たわいもない幸せと笑ってください。

 しかし、少し前までは考えられなかったことです。
癌からの生還。
余命宣告された私にとっては信じられないことでもあります。
コーヒー一杯の幸せです。

 2016年が慌ただしく過ぎようとしています。
退院許可がおり、自宅療養のなか職場復帰に向けて
リハビリの日々。
懐かしくもあり夢のようでもあります。

 しかし、今の状況を信じられない自分が、何処かにいる?
たまに訪れる抗がん剤の痛みにそう思います。
一年なんて早いものですね。
職場復帰をしてから、特にそう感じます。
この先に訪れるであろう? 癌の再発。
その兆候らしきものが出始めているのか?

 最近、体調不良が続いています。
しかし、せっかく果たした職場復帰。
休むわけにはいきません。
そうです。
私のおごり。
癌をなめにかかっている自分がいます。
死の一歩手前まで行ったのに、もう忘れている。
人間なんて愚かなもの。

 世の中には癌と一生懸命闘っておられる方々がたくさんおられます。
その人たちに失礼ですよね。
解っているのですが、そうしてしまう弱い私がいます。
どこか投げやりな態度や考え方が、心を支配し始めています。
Why 何故?

 やはり、一番大きいのが人間関係ですかね。
職場での立場の逆転。
会社に必要とされていないように感じる気持ち。
癌患者に対する世間の壁は予想を超えて、私の前に高くそびえています。
これが現実。
私の考えが甘かっただけ?
ストレスが増幅され、癌細胞も増幅されるような毎日を過ごしています。
情けないことですけれども。

休みの日に思う


 体を休める、心を休める、人間には大事なこと。
とても大切なこと。
そして、この時期ならではですね。
一年を振り返っている。

 余命半年と告げられたあの頃、突然の癌の好転。
桜の花が咲く頃には自分も同じように希望に満ち溢れていました。
癌を完治させる。
今でもその思いは変わりませんが、少し弱気な自分がいます。
冬のせいでしょうか?

 枯れ葉がすっかり舞い落ちた木々を眺めていると
寂しさがこみ上げてくる。
風は冷たく心まで冷やすのでしょうか?
いくら服を重ねても暖かくはならない心のすき間。
そこから、悪い考えが吹き込んでくるようです。

 甘いな、私は甘いですよね。
世間の厳しさなどわかっていたはずなのに。
働けるだけでありがとうです。
先生や病院スタッフに怒られますよね。

 癌細胞をコントロールするのは薬の力と心の力。
今のままでは負けてしまう自分がいる。
知らず知らずにため込む心の重荷。
信頼できる仲間や家族に吐露してみる。
忘れていた自分の強さ。
感謝の気持ちと何でも話せる環境が私にはある。

そんなことさえ忘れさせる物なんですね。
働くことは。


心をリセット、休みの日の大事な仕事



 明日からのためにも頑張るためにも、好きなことをしながら
ゆっくりお風呂でも入りましょうか?
それとも、ビールでも飲みますか?

 とり年の来年はどんな年になるのか?私にとって。
世の中ではトランプ相場と株高、過熱気味な不動産市況。
好景気に沸くであろうアメリカ経済。
日本も引っ張られて好景気になればいいですよね。

 私たち癌患者には2月からのオプジーボの薬価引き下げが大きなこと。
たくさんの人たちが恩恵を受けられるといいですね。
私もその一人に入ると嬉しいかぎりです。
癌に効く治療法や新薬が次々登場する、そんな年になればいいですね。


鳥は羽ばたく


 深く眠っていた日本経済が羽ばたくように復活しそうな予感。
良いことばかり考えましょう。
それがみんなの気持ちを明るくします。
私もマイナス思考と決別し、明るく素晴らしいことが起こると
信じて、ワクワクしたいですね。

さあ、リセットです。
新しく始まる酉年へ!

今この瞬間から始めます。先延ばしはダメですよね。
今年最後の連休を有意義に過ごして最後の週は明るい気持ちで
仕事を終えたいですね。

2017年に備えるためにも




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