聖なる夜に

Christmas　Eve

　イエスキリストの生誕祭。
前夜のイブは聖なる夜と呼ばれますよね。
日本はもちろん世界でも恋人たちにはとても大事な日です。

愛するものと過ごせる幸せ。
大切な人と過ごすステキな時間。

　街を行きかう、楽しそうな恋人たち。
大事そうに荷物を抱えながら帰途に就くお父さん、お母さん。
幸せな光景が私の目の前を過ぎていきます。

私も、その中の一人。

　職場復帰を果たしてから初めてのクリスマス。
この一年、支えてくれた家族へ感謝の気持ちを込めて
プレゼントを購入しました。
家族の喜ぶ笑顔を思い浮かべながら家路を急ぎます。
幸せな日々が、こうして戻ってくるなんて夢のようです。
いま、ある幸せをかみしめながら支えてくれる人たちへ
心のなかで　”メリークリスマス！”

これから歩む道

　私に訪れた癌という病。
人生と言うものはどこでどうなるか？
ほんと解りませんよね。
それをまざまざと経験してきた2年余りの年月。
この経験が、私のこれからの人生にきっとプラスに働くと
いま、信じています。

運がいいのか？

　おりしも、今国会では改正がん対策基本法が成立。
企業に対して、癌患者の雇用の継続に配慮を求め、国や自治体に、
小児がんの患者らが学業と治療を両立できる環境を求めている。
良い流れが出来つつありますよね。

　私たち癌患者にとってはありがたいことです。
オプジーボの薬価値下げ、新薬の開発と癌が治る病気なることを
願っています。

　特に未来ある、子供や若者たちの治療環境が改善されればなお良い。
職場でも癌に対する理解が深まれば、癌にかかったとしても闘う勇気が
湧いてくると信じています。
もしも、私のほかに癌患者が出たとしても、私の経験が役立つときが
きっと来るでしょう。

その時は頑張るつもりです。

　困難を乗り越えていくことは大変厳しく、心が折れそうになりますが、
道は必ず開ける、どんな道も必ず。
3年弱、私が経験してきたことを無駄にしないためにも、未熟者ですが
このブログで発信していけたらと思っています。

新年に思う

　２０１７年は私にとってどんな年になるのか？
楽しみでもあり怖くもあります。
癌をコントロールできている今、この状態がいつまで続くのか？
誰にもわかりません。
たくさんの方が同じように癌をコントロールできているとは思いません。
なかには、たいへん苦しんでおられる方もおられるでしょう。
私より先を行き、癌が完治した方も。

　私が目指すのは癌の完治。
再発など恐れずに治して見せるが第一の目標です。

　人間の気持ちにはどうしても浮き沈みがありますよね？
沈んでいるときは悪い方へと歩いてしまう。
私も、つい最近までそうでした。
職場での立ち位置や人間関係、抗がん剤の副作用などストレスが
増幅してくるのがわかります。
これではいけないと分かっているのですが、仕事上でミスなどしてしまうと
悪い方へと歩んでしまいます。

　しかし、冒頭で書いたクリスマスの風景など眺めていると心が和んでくる
どこかやる気が湧いてくる。
家族の笑顔が心の支え。
そのなかにいる自分がうれしくて前向きになれる。
前回掲載した、良いことだけを考える。
悪いことは布団の中に置いてくる、朝になれば新しい自分へリセット。
困難さえも笑顔にかえて歩んでいきたい自分がいます。

I won illness

負けない心、時には流れに身を任せてみる。
そして、感謝の心を持ち他人を思いやる。
仲間を大切に家族を大事にそうすれば大丈夫。
あなたや私の道はきっと明るいものになっていきます。

　病気に打ち勝つ

　２０１７年は輝く未来が動き出す。
癌という病気にかかり苦しんだ経験を大事に決して焦ってはダメです。
私が今言えること、決して焦らないどんな状況下でも、ひと呼吸置くことです。

　経験という最大の武器を私たちは持っている。
解は経験のなかにあるはずです。
焦らずに歩みましょう。
そして、多くの人たちに支えられて生きてることを忘れなければ

大丈夫ですよ。


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