2017年1月2日月曜日

新年あけまして


1月1日


心地よい風が希望を運んでくれる。
穏やかな日差しが心を温めてくれます。
そんな元旦の朝。

 今年はどんな年になるのでしょうか?

 国際協調に背を向ける潮流が流れ始め、世界は不安定な航海へと
漂流するのでしょうか?
自国第一主義の考えが世界に分裂を生む、その時の日本の立ち位置は?

 グローバリズムの反発、格差の拡大が人々の心を内向きにする。
今年が世界の分技点になるような気がします。
穏やかな海がつづけばいいのですが。

 突然の癌宣告から、3年余り多くの経験をしてきました。
その闘病記とも言うのでしょうか?
このブログで書き紡いできました。
これからも、わたしの歩む道を書き綴っていきたいと思います。

 元旦の朝。

 今年一年をどう生きていくのか考え、心にある決意をする。
一年の計は元旦にあり
新たな気持ちで一年の計画を立てる。
そんな方も多いのではないでしょうか?
わたしもその一人。
今までを振り返り、この日を新たな出発点とし、今年一年を
歩んでいきたいと思っています。


過去から学ぶ


 突然の猛烈な痛みに耐えかね救急搬送。
医師から癌と告げられたあの日。
一度は消えた癌細胞が再発、そして転移、ステージⅣの末期癌。
余命半年と告げられました。

 それから、抗がん剤が効き始め癌細胞がどんどん小さくなっていき
癌細胞を抗がん剤でコントロールできるまでになった今です。
何が良かったのか?

 抗がん剤が効き始めたのが大きいですよね。
最初の半年間はまったく効果がなかった抗がん剤。
他の人より薬が効くのが遅い体質なのでしょうか?
 
 もし、効果がないと抗がん剤を変えていたらどうなっていたか?
結果を考えると抗がん剤を変えなかったのが正解でした。
先生の判断に感謝です。

 そして、緩和ケアの存在がわたしをずいぶん助けてくれました。
誰にも言えなかった悩み、心の内を吐露し親身に聞いてくれた
緩和ケアのスタッフのみなさんに感謝です。

 一度は死を覚悟し、心が折れそうに?いや、折れましたね完全に。
そこから、復活できたのは信頼できる緩和ケアのスタッフのおかげ。
わたしは恵まれていたのでしょうね。

 運が良かった?

そうですよね、癌細胞が小さくなり、今に至るのは運も大きな要素です。
運ばれた病院、手術を担当してくれた先生、そして緩和ケアのスタッフ。
どれ一つでもかけていたら、どうなっていたか?

巡り合わせも大事です。

最後に家族の存在。
親身に看護してくれた妻に感謝です。
家族の存在が生きる勇気をわたしに与えてくれた。
このまま死んでたまるかと今現在も思っています。

2017年1月1日に過去を振り返り、過去から学ぶ。

これから歩む道は?

 幸いなことに癌細胞を抗がん剤でコントロールできています。
ここ数か月は腫瘍マーカーの値も安定している。
この状態を保つことが第一。
そして、心に過度のストレスをかけないこと。
ストレスが最大の悪。
 
 心穏やかに過ごしていけるのは家族のおかげと感謝する。
職場の理解も得られている状況ですので身体に負担をかけない程度に
仕事に励んでいく。

 最後に抗がん剤の副作用とうまく付き合っていけたら。
モルヒネの量を適切な量となるよう細かな日記をつけていく。
わたしの経験が役立てば幸い。
同じ境遇におられる癌患者のみなさんのためにも。
この一年の歩みを掲載していきたいと思います。

再発


今は癌細胞をコントロールできているわたしですが、
いつ癌細胞が暴れ出すか誰にもわかりません。
身体のあちらこちら点在している癌細胞。
その時のための覚悟も必要ですよね。

 今も服用し続けている抗がん剤が万一効かなくなった時、先生は
オプジーボがあるから心配しなくても大丈夫とおっしゃいます。
わたしもその言葉を信じて、やがてくるその日に備えます。
体力を維持し、心を健康に保つ、モルヒネをうまく使いながら
仕事をつづけていければいいのですが。
不安はいつも心の奥にあります。

 しかし、家族や信頼できる先生、緩和ケアのスタッフのみなさんが
いれば大丈夫。
まずは今年一年、生き抜くことを目標とします。

艱苦奮闘

この文字を心に刻み今年を歩んでいくつもりです。
1月1日に思う。



サイト運営者











0 件のコメント:

コメントを投稿