やってみなはれ
サントリー創業者の鳥居信治郎の言葉。
どんな苦境に立ってもやってみなければわからない。
勇気が出る素晴らしい言葉ですね。
私の大好きな言葉に背中を押される毎日です。
進行形の癌を患い一進一退の私ですが、癌を友に生きると決め
日々の業務をこなしているなか、これはできる?あれはできないと自分で考えながら
少しづつ前進しています。
あれこれ悩むよりも「やってみなはれ」の精神で、これからも生きていく。
自分のため、家族のためにもできることからやっていくだけですね。
2月からオプジーボの薬価が半額になり、治療の選択も広がります。
数年たてば自分がどのタイプの抗がん剤に合っているのか?
遺伝子を解析すれば分かるようになるそうです。
大切な時間のロスをなくせる、いろんな抗がん剤を試さなくてもいいようになるそうです。
体のあちらこちらに転移した癌、癌細胞が増殖すればオプジーボのお世話になるのが確実。
その日が来るのが早いのか?抗がん剤の効果の判定ができるのが早いのか?
私はどちらに転ぶのでしょう。
在宅ワーク
いろんな仕事に「やってみなはれ」で挑戦していく。
あれもこれもと欲張らずに確実に出来ることから少しづつ。
今は働きに出ていますが、希望は自宅でできる仕事。
在宅ワークで生活を維持できればが、私の望みです。
そのためにできることへの準備を始めてみようかと考えているところです。
体のためにもいいような気がして、いろんな方に相談しながら進めていきたいですね。
癌を患ってもあきらめない、生きる道はきっとあると前向きに考える。
自分自身ブレなければ、そこにたどり着けるような気がします。
ステージⅣからここまで来たのですから、この先も道は開けていく。
「癌を友に生きる」ことはあきらめない事ですよね。
緩和ケアの精神
いろんな抗がん剤を試されながらも効果が出ないとある記事で読んだ気がします。
焦るでしょうね、日々やせ衰えていく体、鏡に映るその姿を見るのがつらく
絶望の二文字が頭をよぎる、ここまでかとあきらめの心に支配されていく。
私もそんな経験をしてきました。
肺に転移したがん細胞に声も出ず、酸素を吸引する日々。
つらく死を身近に感じながら過ごした日々、そして、そこからの脱出。
心の不安が解消されたときすべてが好転するのです。
ひとり悩まず誰かに思いを聞いてもらう、答えなど期待せず心を開放していく。
不安という貯金がどんどん無くなっていき、そうして新しい自分に出会うのです。
しかし、時というのは残酷なもので、その前に逝ってしまう方もおられます。
私も紙一重だったのではないかと感じるときがあります。
それは心が折れそうになった時、物事が逆回りし始めた時です。
今は微妙なバランスの橋を行ったり来たりしているような感じです。
抗がん剤の副作用に心が折れる、人間関係に心が折れる。
癌本来の痛みにもがき苦しんだときに時間が戻されてしまう。
モルヒネの調整がすべて、痛みを取り除くことが明日へと生きる勇気につながります。
私の現在の心境でしょうか?緩和ケアの精神が思い出されます。
癌患者さんの痛みを取り除くことが生きる勇気になる。
緩和ケアの看護師さんがおっしゃっていた言葉。
長らく会っていませんが、ずいぶん助けられました。
今の私が存在している理由は緩和ケアのおかげです。
「ありがとう」
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